PRP療法による靭帯損傷への治療効果|注意点や副作用も紹介
PRP療法とは自身の血液を利用する再生医療です。美容医療に使用する治療法もありますが、元々はスポーツなどで怪我をしてしまった場合の治療にも使用されていた治療方法です。
そこで今回は、PRP療法による靭帯損傷への治療効果や従来の治療法との違いなどを紹介します。
PRP療法は靭帯損傷に効果的な治療法
スポーツなどで強い力がかかったときに、その外力に応じて靭帯が損傷します。これにより「痛み」や「炎症」が起こります。PRP療法にはこのように起こってしまった炎症を抑制したり慢性化した痛みの緩和をしたりする効果が期待できます。
従来の靭帯損傷の治療法との違い
従来の場合、スポーツなどで靭帯損傷が起こってしまった場合固定して経過を観察するという方法がとられていました。しかし現在では、PRP療法を使用し時間をかけ、人体の損傷を根本から治療する方法がとられています。
術後のリハビリや追加治療について
整形外科領域でのPRP治療を行う際には、治療後のリハビリも重要になってきます。また症状の改善具合によっては追加治療が必要な場合があります。
PRP療法による靭帯損傷の治療にかかる費用
PRP療法を関節に行う場合、1本あたりの費用は約30,000円~70,000円とされています。PRP療法は保険適応外の自由診療となり、全額自己負担となるため比較的高額となります。
しかし、医療機関により、初診時より2回目以降の金額が下がる場合や、回数により金額が異なる場合もあるため、事前にクリニックに確認をすることが大切になります。
PRP療法で副作用が起こる可能性はある?
自身の血液を利用するので、副作用が起こる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
腱や関節に注入を行うので、施術中、人によって痛みを感じる場合があります。しかし、一時的な痛みなので長く続くことはほとんどないと考えられます。
靭帯損傷をPRP療法で治療する場合はクリニック選びが大切
PRP療法を行う上で、患者様一人ひとりの年齢、症状などから「注入量」「配合比率」「注入場所」を最適に見極める技術が必要です。これを誤ると、「期待していた以上に効果が得られなかった」などという失敗・トラブルを引き起こしてしまいます。
しっかりと効果を出すためには、PRP療法の専門性と技術力の高い医師・クリニックを選ぶことが大切です。